あれ?おじいちゃんの話はないの?なんて聞かれてしまうほどおじいちゃんの話は平和すぎてないんです。スーパー穏やかなおじいちゃんはいつも母には「ありがとうございます」か 「いつもすみませんね」のどちらかでカリカリいつも怒っているおばあちゃんには「まあまあ」となだめるのです。
私かめこは大のおじいちゃん子
小さい頃はいつもおじいちゃんのお膝の上でした。
そんなおじいちゃんはかめこが高校生の時に亡くなりました。最後まで優しいおじいちゃんは買い物に出かけたおばあちゃんの帰りが遅いと心配して迎えに行った道の途中で倒れてしまいました。心臓が弱くなっていたみたいでペースメーカーを入れる手術をしたのですが体力がもたなかったのか亡くなってしまったのです。
色々揉めましたがお通夜、お葬式が終わり父の兄弟4人の前でおばあちゃんがおじいちゃんから手紙があると読み上げました。
内容は家の半分がおばあちゃんで半分をかめこの父にする事、また貯金を残りの兄弟で分ける事とありました。
おじいちゃんは法律通りだと家を売ってお金を分けなければいけない事を心配して遺言書をかいてくれていたのです。
父の苦労が少し報われた時でした。
おじいちゃんは口数の少ない穏やかな人でしたが全て分かっていたのかもしれません。
最後まで父と母に感謝してくれてありがとう(__)